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2006年5月24日 (水)

気がつけば一人

今朝(というかもう昨日だけど)9時からの西粟倉村での会議に間に合う為、新大阪6:30発のこだまで相生まで行き、そこから在来線に乗り換えて上郡へ、そして第3セクターの智頭急行に乗り大原へ出て、タクシーで西粟倉へ、という朝からちょっとした旅人気分を味わいました。きっと、関東圏の人には馴染みの少ない地名ばかりかもしれませんね。私も西粟倉村での仕事がなければ、知らない名前だったかもしれません。
最後に乗った智頭急行の普通列車は何と1両しかなく、しかもディーゼルで動くなかなか趣のある電車でした。今日は、その智頭急行内での出来事をご紹介したいと思います。

上郡駅で乗り換えたときは、車内は高校生で一杯でした。1両電車の中は4人がけのボックス席が八つと2人がけの横向きの席が六つくらいだったと思います。その9割が高校生だったわけで、そりゃーもう若さが充満しちゃって四十路手前にはかなりキビシイ環境でありました。私はボックス席の窓側に座っていたのですが、目の前に座っていた女の子が隣の子に言った一言にビックリ

「え~?貸借対照表もわからんの?」

貸借対照表という言葉を朝の7時半から、しかも高校生の口から聞こうとは思いもよらなんだ。(笑)そして、ふと隣を見るとそこには「秘書検定3級」という本を熱心に読んでいる女子高生の姿が・・・どうやら、彼女達が通う高校は商業科があるようです。でも、驚いたなー。自分が高校生の頃はそんな言葉が世の中に存在することすら知らなかったのに・・・(苦笑)

そんな感慨(?)にふけっているうちにいつしか眠りの国に行ってしまっていたようです。で、「女子高生から貸借対照表という言葉を聞いたこと」以上にビックリしたのが、次に気がついたときには車内に誰もいなかったということでした。(笑)
「えええ、さっきまでいた学生さんたちはどこ行っちゃったのぉ~??」ってな感じでした。
ディーゼルで動く1両列車に気がついたら一人という姿を想像してみてください。おりしも外は雨が降り、山の緑が霧にけむり・・・ちょっと幻想的というか、そんなに大量の人が降りたことも知らないで寝ている自分に驚きというか、なんか一瞬時間が止まったような不思議な感覚でした。決して寝ぼけていた訳ではなく「自分はこれからどこへ行くんだろう」などという、ちょっと哲学的なことを考えてしまった朝のひと時でありました。

出張に出ると普段は考えもしないことにとらわれたりするので、それもまた良しと思いつつ、来週は静岡→倉敷→西粟倉村→函館というスケジュールの中で、つれづれに物思いながら旅をしたいと思っています。

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コメント

普通、旅は、非日常と言いますが、飯野さんの場合は、全国を股にかけているので、旅が日常化している感じですね。目が覚めたら、電車の中に一人というのは、不思議な感覚でしょうね。私の友人にもいました。電車で居眠りをしてて、目が覚めたら、車両には自分一人っきりで、まわりも何となく薄暗い感じ。よく見ると操車場というか、車庫のようなところに着いてたそうです。電車の車掌さんも声をかけてくれたらいいのにね。飯野さんの生活、いろんな所にいけていいですね。ますます世界が広がりますね。

投稿: marikohime | 2006年5月24日 (水) 22時25分

なんだか宮沢賢治の世界みたい…

投稿: ヒロシ | 2006年5月24日 (水) 22時30分

起きたとき、「夢を見ていた!」って思っちゃうよね。すごい不思議な世界だわ。
哲学的な思いに浸ったわねー。
ダンナだったらさしずめ、海援隊の「思えば遠くへ来たもんだ」を口ずさんでいるわ。

投稿: kikusan | 2006年5月25日 (木) 00時34分

西粟倉村。岡山県民の私ですら未踏の地。来週は倉敷へもいらしゃるとのこと、お忙しそうですが、お顔拝見したいです。

投稿: 元総支配人 | 2006年5月25日 (木) 18時37分

marikohimeさん・・・お久しぶりです(笑)私も高校生の頃、終点で誰も起こしてくれず、気がついたら車庫・・・で運転手さんに捕獲された記憶があります。旅は大変だけど、それなりに色々な発見があるので楽しみでもあります。

ヒロシ・・・同じ宮沢賢治でも「注文の多い料理店」じゃなくて良かったよ(笑)

kikusan・・・確かに海援隊の歌はあの場合ふさわしい感じでした~。ご主人にヨロシクお伝え下さい(笑)

元総支配人さん・・・わーい。初コメントありがとうございます。西粟倉、確かに倉敷からだと余裕で2時間くらいかかるかも・・・でも、一度是非いってみて!来週の倉敷は日延べになりそう・・・でも、次回行くときにはご連絡します。

投稿: 社長 | 2006年5月26日 (金) 01時59分

ほんとに賢治ワールドだね。なんだかいいな~・・・

注文の多い料理店にでてくるふたりの若い紳士は顔がまるで

くしゃくしゃの紙くずのようになり、もうもとのとうりに

なおらなかったとありますが、そんな恐怖体験じゃなくって

ホントになによりでした(笑)

投稿: 粉雪亭 | 2006年5月26日 (金) 20時09分

粉雪亭さん・・・注文の多い料理店ってそんな結末だったけ?恐ろしいわ~(笑)

投稿: 社長 | 2006年5月30日 (火) 00時03分

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